病気や障害を抱える兄弟姉妹がいる子どもを「きょうだい児」といいます。
家事やきょうだいの介助を担っている場合も多く、責任や制限による心身への過重な負担を抱えるきょうだい児が多いことが現状です。
今回は、きょうだい児が抱える悩みについてご紹介します。
▼きょうだい児の抱える悩み
■幼児期の悩み
障がいのある子が家庭の中心になりがちで、優先度の差を感じることも少なくありません。
かまってもらえず、寂しい思いや我慢を強いられることが多いです。
また無理をして、いい子を演じるようになることもあります。
■学齢期の悩み
学齢期になると兄弟姉妹のことを「恥ずかしい」「隠したい」という思いが出てきて、そう思う自分を責めたり罪悪感を感じたりします。
また障害を理由としたいじめや、からかわれることもこの時期の悩みです。
周囲から向けられる同情や偏見に悩み誰にも相談できず、孤独を感じてしまう子もいます。
■青年期・成人期の悩み
恋人や周囲の理解が得られず、結婚や交際に支障が出るケースもあります。
また親に負担をかけないよう進学を諦めたり安定した職業を選んだりなど、自由な選択ができずに悩むきょうだい児も少なくありません。
さらに親が高齢になったときや亡くなったあと、1人で面倒を見なければならないという不安も抱えています。
▼まとめ
きょうだい児は幼児期に寂しさや我慢といった悩みを抱え、学齢期になると障害を理由としたいじめやからかいに悩むことが多いです。
さらに青年期・成人期では、仕事や結婚など人生に関わる選択が自由にできないという悩みを抱えます。
大田区で障害者へ支援を行う『株式会社コルジリネ』では、ご本人やご家族に寄り添う支援を提供しております。
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